ASPセラピーとは、フランス、Sedatelec®社が製造するASP-Needle®を使用した、ASP耳鍼療法(米軍名称:Battlefield Acupuncture®)
及び、ASP皮内鍼療法の2つの施術法の総称として医学博士・襖田和敏氏が名付けた施術法です。
ASP耳鍼療法とASP皮内療法を主に、疼痛のコントロールのみならず、小児はりや美容鍼灸の分野にもその対象を広げております。
即効で痛みを緩和する「ASP耳鍼療法」
ASP耳鍼療法は、BFA(Battlefield Acupuncture バトルフィールドアキュパンクチャー)を応用した、耳の5つのポイントにASP-Needleを刺鍼するだけというシンプルな鍼治療です。
①帯状回 (Cingulate Gyus)
②視床(Thalamus)
③オメガ2点(Omega2)
④原点(Wonderful Point Zero)
⑤神門(Shenmen)
これら5つの特定のツボは、鎮痛を目的に選ばれた訳ですが、その鎮痛に至る機序については、
NHKの放映では、「5つの特定のツボを刺激することで、まずは前頭前野における脳の血流が増加して活動が活発になります。
前頭前野のはたらきは、そもそも脳の興奮を抑えることであり、その効果が、痛みを感じる扁桃体の興奮を抑えるように作用して、結果的に痛みを感じさせなくするのです。」と言われていました。
5つの特定のツボは中枢神経レベルを刺激して痛みの処理をすると考えています。
逆に言えば、中枢神経レベルに特異的にはたらく5つのツボを、リチャード・ニエムゾー博士が発見したということです。