こんにちは! 軽井沢 すまいるらいふ鍼灸院 齋藤です。
毎日毎日「寒い!!」の言葉しか出てこない軟弱ものです。。。
さて前回に書いたものの続きという感じです。
そもそも身体を覆っている皮膚って何ぞやって話をちょこっとします。
皮膚は体表面の大部分を覆っており、いわゆる肌なんて呼ばれています。
肌の働きは、まず、紫外線や花粉、汚れ、風などの外からの刺激から身体を守るための「バリア機能」、そして「体温調節機能」に「センサー機能」などと言われています。ざっくりとまとめると、肌の表面で冷たさや温かさを判断していたり、外部からの悪いものを身体に侵入させないようにしているのが皮膚なのです。外気にさらされ常に戦っているため何かと傷つきやすい皮膚。その機能が落ちないように常に新陳代謝を繰り返し新しい皮膚に生まれ変わっているのです。
肌の構造ですが、実は三層構造になっています。
毎日触ることができ、目に見えている肌が「表皮」。
厚さは0.3mmほどで「角質層」、「顆粒層」、「有棘層」、「基底層」で構成されています。
「表皮」の下には「真皮」。厚さは2mmほどで、一番下は「皮下組織」で、脂肪などでつくられています。
一番表面にある角質層は約1か月で新しい角質層に生まれ変わります。
これを、「ターンオーバー」と言い、よくメディアなどで聞いたことがある人もいる多いと思います。
角質層自体の厚さは、0.02~0.03mmととても薄くなっていますが、ここに水分を保つ働きのある「セラミド」があります。その下にある真皮は約70%が「コラーゲン」で構成されていますが、コラーゲンだけではなく、「エラスチン」や「ヒアルロン酸」と呼ばれるものも含まれています。コラーゲンだけではハリと弾力を保つことができないため、弾性繊維であるエラスチンと、水分の保持機能があるヒアルロン酸も欠かすことができません。そして一番下にある皮下組織ですが、脂肪などで構成されています。皮下組織が表皮と真皮の土台になっていて、さらに皮膚と筋膜を繋ぐ役割があります。また、皮下組織は脂肪のため、体温の保持機能や外からの衝撃を緩和してくれたりしています。そして皮下組織の中には、血管が走行しているので、その血管から栄養が巡っているのです。巡りがあるから新陳代謝が繰り返されているんですね。
この巡りが途切れてしまったり、足りなくなってしまうと皮膚のトラブルにつながることもあるのです。
東洋医学的にも西洋医学的にも巡る力はとても大切なんです。
また続きは書いていきたいと思います。
急激に冷え込んでいる毎日です。冷えは巡りの大敵です。
身体の中から元気になりたい!
笑顔で生活を送れるお手伝いをさせていただきます。
寒い毎日ですが皆さんご自愛くださいね