こんにちわ! 軽井沢 すまいるらいふ鍼灸院 齋藤です。
暦の上では立秋です。ですが残暑、残暑でまだまだ気が抜けませんね。
暦の上では秋となりますが、暑さはまさにピークの頃。毎年、最高気温を更新していく状況に地球も疲れているのかな…と思う今日この頃です。
ここ何回か、夏の冷えについて書きましたが、やはり最近増えている傾向としまして冷えによる『肩こり』の訴えが聞かれています。
肩こりの原因は、長時間同じ姿勢をとり続けたり、姿勢が悪かったり、冷房や寒さによる緊張、運動不足、ストレスなどにより筋肉が硬くなり、血管が圧迫されて血行が悪くなります。老廃物や疲労物質がたまると、これが刺激となり痛みを繰り返す悪循環となります。特に筋肉量の少ない女性は男性に比べ体が冷えやすく、循環不良を起こしやすい傾向にあるため肩こりを自覚している人が多いです。
要は、筋肉に栄養や新鮮な血液を巡らせることができていないためにコリや痛みが生じているわけですが、中医学の痛みに対する考え方でも、“不通則痛(通じざれば則ち痛む)”という状態、つまり肩周辺の経絡(気血の通り道)が巡らず滞っている状態だと考えられています。
その方の体質によって、細かく分類されていくので一概には言えませんが、治療としては、“通則不痛(通じれば則ち痛まず)”が原則となります。
とりあえず何かで詰まった道を通してあげるわけです。それが『冷え』であったり、『気』や『血』etc…であったりするわけですね。
ここだけの話、実は筋肉内に鍼が刺さったり、お灸で熱が加わるとツボと呼ばれる場所以外でも筋肉は緩み血管は広がることが科学でも明らかになってきています。。。。ここだけの話です。
が、中医学に基づいた配穴をすることでもっとしっかりとした全身の調整もできるのも実際です。
施術中に原因がどこにあるかなと皆さんのお話を聞きながらいつも頭を巡らせている齋藤ですが、少々うるさいと感じている方もいるかもしれませんね。
皆さんの癒しになれるよう頑張っていますが、もし静かに休みたいと思っていらっしゃる皆様に気が付かずうるさいようでしたら…「休ませて」とお声をかけてくださいね。
日々精進してまいります。
肩こりは現代病と呼ばれているくらいたくさんの方が悩まれています。
また話題に出していきたいと思います。
皆さんご自愛くださいね。